月(るな)と珊瑚(さんご)

著者上條さなえ
発行講談社
発行年2019
上映時間
内容主人公の名前は珊瑚。「沖縄はな、戦後、血と涙とさんごしょうの上にできた島といってもいいくらい、ひさんな戦争を経験したからよ。県民の四人に一人が死んでな。だから、『さんご』は、ぴったりと思ったんや。」祖母の言葉である。 沖縄に暮らす子どもたちが、沖縄の悲しい歴史を知り、米軍基地と共に生活している現状に気づいて成長する様子が、珊瑚の日記の形で語られる。転校生の月へのあこがれ、自分の課題や未来への希望も素直な言葉で書かれている。【第66回青少年読書感想文全国コンクール課題図書】